5月14日、ポルトガル語学科とNPOワンダーアイズプロジェクト共催講演会「ワンダー・リオ:ブラジル都市貧困地域の市民教育プログラムの活動から」が開催されました。
講演者は、<世界の子どもたちがカメラを手にし、自分の世界を見つける・見つめる・伝える・ひろげる>ことをコンセプトに活動するNPOワンダーアイズプロジェクトのリオデジャネイロ・プログラムの現地協力団体FIRJAN(リオ工業連盟)のValéria Lobato Guimarãesさん、SESI-CidadaniaのMariana Pinto Ribeiroさん。
ワンダーアイズ主宰の永武ひかるさんの解説とともに、ワールドカップ、オリンピックと世界的なイベント開催で注目の集まるリオデジャネイロにおけるスラム地区、favela(ファヴェーラ)での市民教育プログラムについてのお話を聞きました。
講演はポルトガル語で行われましたが、ご自身もリオのfavelaの住民組織の取材を続けているフリーライター下郷さとみさんの丁寧な通訳がありました。
会場からは、favelaで暮らしている人々の生活状況や彼らの抱えている問題、それを克服する様々な試みについて多くの質問・意見が出され、参加者で「リオデジャネイロの今」をさらにシェアできる場となりました。
学科生はポルトガル語を使って質問しました!
現場の専門家からポルトガル語で話を聞くことは、さまざまな講義で学ぶ「ブラジル」の理解を一層色彩豊かにしてくれます。今後も講演会を企画していきます。